乗鞍岳
乗鞍岳について
乗鞍岳は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰を主峰とする山々の総称です。
吉城郡上宝村、大野郡丹生川村、朝日村、高根村、長野県安曇村にまたがる広大な裾野をもっています。
山体は岐阜県と長野県に跨がる活火山で日本で19番目に高い山です。
比較的新しい火山であることから穏やかな山容が特徴で、最新の噴火は2000年前の恵比寿岳での噴火とされています。
山麓にはスキー場が建設され周辺には温泉地があり、四季を通じて美しい景観に恵まれ、乗鞍岳の山域は観光地、保養地として発展しています。
日本の火山としては富士山、御嶽山に次ぐ高さです。
乗鞍岳は複数の火山が南北に並ぶ複合火山です。
乗鞍の環境問題
1949年に岐阜県道の観光道路で標高2,702 mの畳平までバスが運行されるようになると、大衆化し「雲上銀座」と呼ばれ観光地として賑わいました。
自然保護の観点から乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインで2003年からマイカー規制が実施されました。
現在ではバスとタクシーを除き一般車両の通行が禁止されるようになりました。
山域にはオコジョ、トウホクノウサギ、ニホンカモシカ、ツキノワグマ、イワヒバリ、ホシガラス、国の特別天然記念物に指定されているライチョウなどが生息しています。
ライチョウに関しては、長野大学生態学研究室により詳細な生息調査が行われていますが、
総個体数は1983年の調査では130羽、1994年の調査では109羽と減少傾向にあるようです。
乗鞍岳の高山帯と大部分の山域は国有林であり、レクリエーションの森の「乗鞍自然観察教育林」の指定を受けています。
そんな乗鞍岳の植物や動物の自然環境を私たちは守っていかなくてはなりません。
乗鞍岳の環境問題について募集しています。
皆さんの力で乗鞍岳の環境問題を改善していきましょう。
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