蔵王山

蔵王山について

一般に蔵王山と呼ばれている山は複数の山が集まった蔵王連峰のことを指しています。

蔵王連峰は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあって、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰です。

火口湖である御釜や噴気口が見られます。

蔵王連峰は山々の集まりの総称であり、蔵王山という単独峰があるわけではありません。

宮城県側の部分が「宮城蔵王」、山形県側の部分が「山形蔵王」とも呼ばれています。

蔵王連峰の主峰として、山形県側の熊野岳は標高1840m。県境の刈田岳(1758m)、宮城県側の屏風岳(1825m)があります。

蔵王連峰から流れ出る河川として三途川があり、三途川は蔵王連峰の宮城県側の中腹にある高原「賽の河原(賽の磧)」を通ります。

火山活動によってできた蔵王連峰の地形は多様であり、蔵王連峰で見られる植物としては、コマクサ、ミネズオウ、ガンコウラン、ハイマツ、ヒメコマツが有名です。

カモシカ、イタチ、ツキノワグマなどの動物が生息しています。

これらの美しい蔵王の自然と動植物は我々は守っていかねばなりません。


蔵王山の環境問題

蔵王山周辺域の大気環境は、アジア大陸からの大気汚染物質の飛来や樹木(アオモリトドマツ)への食害の活発化などで大きな変化が見られています。

樹氷生成環境も変化しています。

以前と比べると樹氷の生息域は標高が高くなり、時期も短くなってきています。

これらは地球の温暖化や環境問題に起因していると考えられます。

これらの問題に真剣に向き合って環境改善に努めたいものです。



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